大瀬良7失点…自己ワースト3被弾 カープ両リーグ最速10勝お預け
「ソフトバンク8-0広島」(15日、ヤフオクドーム)
連敗ストップを託されたマウンドで広島・大瀬良大地投手(26)がまさかのKOだ。今季ワーストの4回7失点で3敗目。「走者をためて(コースに)投げきれないと、こういう結果になってしまう。初回、二回にあれだけ点を取られて申し訳ない」と責任を背負いんだ。
一発病が顔を出した。初回2死一、三塁からデスパイネに中越えへ先制3ランを浴びると、二回は高田に2ランを被弾。さらに四回は上林にダメ押しの2ランを中越えに運ばれた。1試合3被弾は自己ワースト。今季12被弾は両リーグワーストだ。
この日まで9試合連続でクオリティースタート(6回以上自責点3以内)を継続。チームの投壊が続く中、開幕から獅子奮迅の働きを見せてきた。しかし、これまでのように直球でファウルを取れず、本来のキレを欠いた。
両リーグ最速10勝目はお預けとなったが、首脳陣の信頼が揺らぐことはない。緒方監督は「ずっと良かったからね。(シーズン)最後までいいと思っていない。次回までしっかり調整して、ゲームを作って、ローテの柱として頑張ってほしい」と期待を込めた。大瀬良も「今日は反省ばかりだけど、しっかり切り替えて次に向けて準備したい」と力を込めた。交流戦明けのマウンドで雪辱する。