フランスア、光投3連続K!先頭四球のち1回0封「しっかりと勝負したい」
「交流戦、広島2-6日本ハム」(18日、マツダスタジアム)
豪腕がうなった。フランスアが3者連続三振で1回を無安打無失点で終えた。日本ハムに傾きかけていた流れを一時止める投球。「三振は狙っていなかった。とにかく0点に抑えることができて良かった」と胸をなで下ろした。
1-4の六回に出番が来た。中田に四球を与えた直後から奪三振ショーの幕が開けた。レアードを外角低めの直球で見逃し三振。石井一も剛球で空を切らせた。最後は石井亮だ。フルカウントからこの日最速となる151キロの直球で勝負。空振り三振に斬った。
「きょうは真っすぐが一番、良かった」。3点ビハインドでの中盤戦。1失点がその後の展開に影響する場面で仕事を果たした。ただ、期待が大きいだけに首脳陣は反省を促す。畝投手コーチは「全体的に球が高かった。前回の投球とは違った」と手厳しかった。
22日の阪神戦(甲子園)からリーグ戦が再開する。先発ローテは大瀬良、ジョンソン、九里、岡田の4人が確定的で、残りの枠は流動的。それだけにフランスアが先発で起用される可能性は十分にある。
過去2度の先発ではいずれも黒星を喫している。「しっかりと勝負したい」と意気込むドミニカン。三度目の正直でプロ初勝利を手にしてみせる。