野村1軍合流 23日虎狩りで再ダッシュ!セ界独走ローテに再編じゃ

 広島が先発ローテを再編し、再開するリーグ戦に臨むことが21日、分かった。22日からの阪神3連戦(甲子園)は、中6日で大瀬良大地投手(27)が初戦、この日1軍に合流した野村祐輔投手(28)が2戦目に先発し、3戦目は岡田明丈投手(24)が続く。クリス・ジョンソン投手(33)は次カードの26日・巨人戦に回る見込み。交流戦は7勝11敗と負け越したが、生まれ変わった鯉投手陣で再び白星を重ねる。

 交流戦を終え、再び始まるリーグ戦。首位独走へ、広島がローテを再編した。22日からの阪神3連戦は大瀬良、野村、岡田を投入。その中の一人、野村は4月26日以来の1軍マウンド復帰となる。

 野村は今季、開幕投手を務めたが、4月27日に背中の筋挫傷で出場選手登録を抹消された。最短10日での復帰を目指していたが、5月10日のウエスタン・中日戦の打席で右腕に死球を受けるなどの不運もあり、2軍調整が続いていた。最近2戦の登板は12日・阪神戦が6回3安打1失点、17日のソフトバンク戦が1回無安打無失点と好投。準備を整えた。

 この日マツダスタジアムで行われた1軍の全体練習に、約2カ月ぶりに合流。「(長期離脱に)自分自身悔しいし、チームに申し訳ない。やっと自分の形で投げられるようになったと思う。ここからチームの勝利に貢献したい」。ブルペンでの投球を見守った畝投手コーチは「いい球を投げていた。全球種低めに丁寧に投げていた」と評価した。

 自身が不在だった交流戦のチーム防御率は12球団ワーストの5・60。投壊続きの悪いチーム状況を脱却し、リーグ戦再開とともに新たな流れを呼び込む存在になるべく、「そうなるように自分の力を全て出したい」と野村は表情を引き締めた。畝コーチも「年長者でもあるしね」と期待をかけた。

 3戦目を務める岡田は13日・オリックス戦登板後の14日に出場選手登録を抹消されたが、最短での再登録が可能となる24日に戻ってくる。今季阪神戦は4月12日に先発し、6回1安打1失点で白星をマーク。相性も加味され、中10日の万全の状態で甲子園のマウンドに立つ。この日はブルペン投球を行い「入りの先頭、1イニング1イニングしっかり投げたい」と力を込めた。

 戦線復帰後、大瀬良の登板翌試合に投げていたジョンソンは、重要なカード頭でもある26日・巨人戦に回る見込み。首脳陣からの信頼も厚い左腕は今後、大瀬良とカードごとに分離され、それぞれが軸となってフル回転していく。

 昨季も交流戦明けのカードは阪神戦。2戦2勝と好スタートを切り、リーグ2連覇へと突き進んだ。今季も虎狩りから上昇気流に乗り、球団史上初の3連覇を果たす。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス