中崎 三塁打ならOK? 鹿児島出身の右腕 2年ぶり球宴に自虐的目標
「マイナビオールスターゲーム2018」の監督推薦選手が2日に発表され、広島からは大瀬良大地投手(27)、会沢翼捕手(30)、田中広輔内野手(29)、中崎翔太投手(25)が選出された。
監督推薦で2年ぶり2度目の球宴出場となった中崎が被本塁打ゼロを目標に掲げた。初出場した16年は、第1戦(ヤフオクドーム)で栗山に2ランを浴びた。「前回はホームランを打たれたので、スリーベースあたりで良いです」と自虐的に語り、周囲を和ませた。
九回、先頭への与四球後、左中間席へ運ばれた。その後は何とか追加点を許さず、1点差で全セを勝利に導いた。「次の日、(栗山と)飛行機が一緒で気まずかった」。すっきりして夢舞台を終えるためにも、同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。
今年の第2戦は熊本・藤崎台県営野球場で開催される。鹿児島出身の右腕にとって、熊本はなじみのある場所だ。中学時代はバスを使って毎週のように遠征。日南学園での高校時代にも練習試合をした経験がある。「地元が近いですし、たくさんの人が見に来てくれると思います」と声をはずませた。
今季はここまで31試合に登板し、0勝0敗20セーブ、防御率2・37。セーブ数はリーグトップを記録し、首位を快走するチームを支えている。
「強打者ばかりなので、対戦はしたくないです」とジョークを飛ばしながらも「しっかりと投げるところを見せたい」と表情を引き締めた。2年前も守護神として登板しており、今回も全セの勝利の一翼を担う。