緒方監督 家族が豪雨で避難「大変なことになっているね」
広島・緒方孝市監督(49)が7日、かな子夫人ら家族が豪雨の影響で避難していたことを明かした。東京ドームでの試合前に「大変なことになっているね。全国のニュースでも流れていた」と心配そうな表情で口を開き、「うちも避難した。まだ、行方不明の人もいるみたいだから心配だね」と話した。
広島地方は5日から雨が降り続き、前日6日には一部地域に避難勧告が出された。鈴木球団本部長によると、選手やコーチ、チームスタッフの家族は無事とのことだが、畝投手コーチの両親が住む地域では土砂崩れが発生したという。近所の人に写真を送ってもらうなどした畝コーチは「(両親は)大丈夫という確認はした。いろんなものが流れてきたようだ。状況は確認したけど、実際に見てみないと」と声を落とした。
5日から広島を離れているナインも一様に沈痛な面持ちだった。選手会長の会沢は「大変なこと。被害に遭われた人が心配です。ニュースでしか見ていないけど、思った以上に被害が大きい」と話し、選手会としても「何かしていきたい」と続けた。広島市出身の新井も「心配としか言いようがない。まだ、見つかっていない人もいるみたいだし」と気遣っていた。