アドゥワ、誓った1軍フル帯同「最後まで」 19歳の飛躍、歩みは止めない
広島のアドゥワ誠投手(19)が13日、1軍フル帯同を目標に掲げた。2年目ながら開幕1軍をつかみ取り、前半戦で一度も出場選手登録を抹消されなかった。後半戦に向け「1試合1試合を抑えるという気持ち。その結果、最後まで1軍にいられれば」と力を込めた。
チーム3番目の29試合に登板。プロ初勝利を記録するなど2勝1敗で防御率3・24の成績を残している。特筆すべきは被本塁打「0」。低めに投げることを強く意識したことで結果が生まれた。
苦い記憶を糧にした。3月14日、日本ハムとのオープン戦で、人生で初めて1試合3連続本塁打を浴びた。「あれが一つのきっかけ」。制球力の重要性を再認識。以後、常に頭に置くのは「低く、低く」だ。
さまざまな状況で出番が回ってくる。「無駄な失点は防がないといけない。前半戦は抑えられる場面があったので。チームに流れを持って来る投球をしていきたい」。1軍最年少が闘志を燃やした。