広島・永川2年ぶり星!リリーフ陣大逆転呼んだ アドゥワからバトン1回0封
「広島8-6巨人」(22日、マツダスタジアム)
必死の形相で巨人打線と相対し、相手の勢いをピタリと止めた。アドゥワ、永川のリリーフ陣が無得点に抑える奮闘で、最大6点差からの逆転勝利を呼び込んだ。
まずはアドゥワだ。6点を追う四回1死から2番手として登板。マギー、岡本の3、4番を抑えると、五回も冷静に右腕を振り続けた。先頭の陽岱鋼を武器のチェンジアップで空振り三振に仕留めると、田中俊、石川も斬った。直後に同点となると波に乗り、六回も三者凡退。「任されたところを必死に抑えようと思って、結果を残せたので良かった」と丁寧な投球で2回2/3を完全投球だ。
高卒2年目右腕の快投に続き、プロ16年目の永川も続いた。同点の七回にマウンドに上がった右腕。先頭の吉川尚に遊撃内野安打を許したが、マギーを空振り三振に取ると、会沢が二盗を試みた吉川尚を刺した。岡本も直球で二ゴロに封じ、9試合連続無失点。丸の勝ち越し弾で2年ぶりの白星もゲットした。3連戦3連投。「この3連勝はすごく大きいし、みんなで勝てて良かった」と充実の汗を拭った。
救援陣は勝ちパターンを任されていた今村やジャクソンが不在。それでも頼もしい投球を2人の右腕が演じ切り、価値ある勝利をもぎ取った。