中崎 連投OK!フル回転宣言 3連覇へ踏ん張りどころ「何試合でも投げる」
広島の中崎翔太投手(25)が23日、フル回転を誓った。リーグトップの23セーブを挙げている右腕は、前カード巨人戦で3連投するなど後半戦開始から6試合で5度、マウンドに上がっている。6連戦が続く中、中崎が最後のとりでとして、連投覚悟でチームを勝利に導いていく。
中崎は真っすぐ前を見据えて言葉をつむいだ。後半戦最初の中日戦は2勝1敗。前カードでは巨人に3連勝した。24日からの阪神3連戦の結果次第で、チームはさらなる上昇気流に乗る。「(勝てば)もっと勢いがつく。大事な試合」と力を込めた。
当初の「勝利の方程式」メンバーとしてただ1人、開幕から1軍に帯同している。七回を任されていた今村は6月25日に、セットアッパーのジャクソンは今月21日に出場選手登録を抹消された。七、八回はフランスアや一岡に加え、今後は永川も状況に応じて担っていくことになる。
「みんなずっと調子が良いとか悪いとかはない。今は僕がカバーしていきたい」と中崎。昨季からのチーム方針として救援陣は3連投が上限だが、夏場は6連戦が続くだけに「何試合でも投げるつもり。今が踏ん張りどころ」と連投覚悟で、最後のとりでとしてマウンドに上がる。
この日は休日を返上してマツダスタジアムを訪れ疲労回復に努めた。8月末までドーム球場での試合は2カードしかない。「ピッチャーより野手の方がしんどい」。暑さや疲労は口にしない。最善の手を尽くしてコンディションを整えていく。
23セーブはリーグトップを走る。守護神としての責務を果たし続け、リーグ3連覇へ突き進む。