野村 5回無失点5勝目も「中継ぎ陣に迷惑をかけた」と反省
「広島10-1DeNA」(27日、マツダスタジアム)
5勝目を挙げた広島・野村祐輔投手は、5回3安打無失点も長いイニングを投げることができず反省した。
勝ち投手になった右腕から威勢のいいコメントはなかった。失点こそなかったものの五回までで103球を投げたため責任イニングを投げ終えたところで中継ぎ陣にバトンを渡した。「前回の反省を生かして、高さコースを意識して投げたが、慎重になりすぎた」。20日・巨人戦での5回6失点を修正しようと慎重に投げた結果が球数を増やすことになった。
プロ入り初の開幕投手を務めた野村は、六回以降に登板した投手を気づかい「中継ぎ陣に迷惑をかけて申し訳ない」とコメント。個人の結果だけでなく、チームのことを一番に考える。これがカープの強さの秘けつでもある。