九回あと一人で魔さか… 巨人・陽に痛恨一発 被弾の中崎は無言
「広島2-2巨人」(11日、マツダスタジアム)
まさかの一発にマツダスタジアムが悲鳴に包まれた。1点リードの九回2死、広島の守護神・中崎が陽岱鋼に同点被弾。白球は右翼ポール際に消えた。
「…」
試合後の中崎は無言でロッカールームへ引き揚げた。今季は無敗を誇り、リーグトップの26セーブ。8日には節目の100セーブを挙げていたが、26歳のバースデー翌日に悲劇が待っていた。
今季10度目の延長戦。リリーフ陣が必死の継投でスコアボードに0を並べた。攻撃陣も攻め立てたが、ホームが遠く、今季2度目のドローに終わった。
緒方監督は「勝ちきれなかった。悔しいけど、今の時期の位置づけとして、負けなかったことは非常に大きい。連戦が続く中、選手もしんどいが、明日もしっかり戦っていく」と前を向いた。阪神が勝ったため、優勝へのマジックナンバー点灯はまたしてもお預けになったが、早ければ12日にも「33」が点灯する。