丸打→誠也弾→また丸打 勝負強い!主軸の貫禄、ド派手にMつけた
「広島6-4阪神」(15日、京セラドーム大阪)
広島の攻撃の中心を担う丸佳浩外野手(29)と鈴木誠也外野手(23)が敵地で躍動した。丸は先制点を含む2安打3打点。鈴木は豪快な一発をかっ飛ばしリードを広げた。夏場を迎えても主軸の勝負強さに陰りは見られない。球団史上初のリーグ3連覇へ、一歩ずつ着実に前へ進む。
打線に火を付けたのは丸だ。0-0の三回1死一塁。才木の直球をはじき返す右中間突破の適時二塁打で試合を動かした。「良いポイントで捉えることができた」。共通認識の“つなぐ打撃”を体現してみせた鮮やかな先制点だった。
丸を二塁へ残し、鈴木に出番が来た。外角気味のスライダーを振り抜いた。打球は左翼席へ一直線に伸びる。「丸さんがかえしてくれるので楽な気持ちで打席に入ることができている」。22号2ランをたたき込んだ。
1点差の四回2死満塁では丸が押し出し四球をゲット。出塁率と四球数でリーグトップを走る男が貴重な追加点を生み出した。安打が出なくても得点する攻撃がチーム方針。確実に遂行してみせた場面だ。
「タナキクマル」から4番・鈴木へと打順は向かう。各打者がそれぞれの役割を確実に成し遂げられるのが最大の強さだ。「1番の広輔(田中)が出れば得点が入る」と迎打撃コーチ。種をまき成長を促してきた打線は成熟期を迎えている。
優勝マジック32が点灯。いよいよカウントダウンが始まった。それでも「一気に5とか10減っていくものではないから」と丸。積み上げてきたスタイルを変わらず貫くだけだ。
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