丸の決勝31号で2位ヤクルト下す 延長戦制し4連勝でマジック「17」
「ヤクルト5-6広島」(31日、神宮球場)
首位を独走する広島が延長戦を制して今季7度目の4連勝。マジックを2つ減らして17とした。
5連勝と波に乗る2位ヤクルトとの戦いは、土壇場の九回に追い付いた広島が延長十回、ヤクルトの4番手梅野から先頭の丸が右中間席へ31号ソロを放ち勝ち越した。
4打席無安打だった丸は5打席目は初球を空振り。「そこまで何もしていなかったので、なんとか仕事ができてよかったです。初球に大振りしてしまったので、コンパクトにと思ったので、それがよかった」と決勝本塁打を振り返った。劣勢にも「1点ずつ返していこうと、最後まで諦めることなく今日も戦えたと思います」とチームの雰囲気を開かし、「優勝に突き進めたらいいと思う」と3連覇に向け、チーム一丸で突っ走る覚悟を披露した。
1点を勝ち越すと、十回はジャクソンが青木、山田哲、畠山の強打者を三者凡退で切り抜けた。同点に追い付いた直後の九回は守護神・中崎が1死満塁というサヨナラ負けのピンチを招いたが、代打大引、坂口をいずれも中飛に仕留めた。
野村、ブキャナンの投手戦は終盤に動いた。1-1の七回、野村が青木の7号3ラン、西浦の適時打で4点を奪われた。
4点を追う広島は、八回に代打バティスタの22号2ラン、松山の適時打で1点差とし、九回には野間の犠飛で同点とした。