広島・新井「自分は運がいい、出会いに恵まれた」【一問一答 2】
広島・新井貴浩内野手(41)が5日、広島市内のマツダスタジアムで会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。この時期での引退発表は「発表してたくさんの人に見てもらった方が良いと言っていただいた」と球団側から言われたためとも明かした。
【以下、一問一答】
-気持ちが揺るがなかったのはなぜか。
「本当にマツダスタジアムだけに限らず、どこの球場でも代打や打席に立つ度、大歓声をいただいて…、今年は喜ばせてあげることができていないので、そういうことを含めて申し訳ないと思いますし、25番のユニホームを着て応援してくれる人がたくさんおられる中、今年でユニホームを脱ぐと決断したので、そういう人にも申し訳ないなと思う。そういう人たちを悲しませてしまうのは申し訳ないです」
-こだわりは?
「自分は大した選手ではない。運がいい。周りの方の出会いに恵まれた運のいい選手」
-恩師は。
「たくさん数え切れないぐらいおられる。山本浩二さんは一番迷惑をかけた監督なので、事前に連絡して気持ちを伝えました」
-かけられた言葉は。
「よく頑張ったなと。最高の引き際じゃないかと言ってもらいました」
-プレーの満足度は。
「もちろん満足はしていない。気持ちが折れることはない。たくさん大きな声援をいただいているので、最後までちょっとでも喜んでもらいたいという気持ちでプレーしたい」
-このタイミングでの発表は。
「すべて球団の人にお願いした。自分としては全部終わってからでも良かったんですけど、発表してたくさんの人に、見てもらった方が良いと言っていただいて、こういうタイミングになりました」
-どんな姿を見せたいか。
「結果で喜ばせたいと思いますし、最後の最後まで、全力疾走で駆け抜けたいと思う」
-残りシーズンへの意気込み。
「本当の戦いは10月、11月に来ると思うので、自分もチームの力になれるように、最後の最後、かわいい後輩たちと喜び合えるように頑張っていきたい」