【一問一答1】新井「これからのカープを考えたときに今年がいいんじゃないか」
広島・新井貴浩内野手(41)が5日、広島市内のマツダスタジアムで会見を開き、今季限りでの現役引退を表明した。一問一答1は以下の通り。
◇ ◇
(冒頭で)
「今シーズン限りで現役を引退することに決めましたので報告させていただきます。ありがとうございました」
-球団に引退の意思を伝えたのはいつ。
「8月の初めの方ですね」
-伝えるに至った経緯、思いは。
「自分の中では結構早い段階で、そういうふうに決めようと考えていました。8月に入ってすぐ、鈴木さん(球団本部長)の方に引退させてもらいますと伝えました。鈴木さんは考え直せ、まだ辞めるな、1カ月間、考え直してくれ、と言っていただいたんですけど、8月いっぱいまで考えて、自分の気持ちが変わることはなかったので、そうお伝えしました」
-気持ちが固まったのは。
「これといった決定的なタイミングはなかったんですけど、だんだん自分のことを考えていて、そろそろかなと。考えだしたのは交流戦が終わったぐらいですね」
-気持ちが変わらなかったのは。
「今、若手がすごく力を付けてきてますし、これからの2、3年後、5年後のカープのことを考えたときに、今年がいいんじゃないかなと考えました」
-率直な気持ちは。
「自分の中では2015年にカープに戻ってきてから、とにかくカープのために少しでも力になりたいと思って帰ってきました。力になれなかったらすぐ辞めようと思っていた中で、4年間もやらせていただいた。優勝もさせていただいて、本当に周りの人に感謝の気持ちしかないです」
-相談したのは。
「黒田さんには早い段階で、そういう気持ちですと伝えていました。石原にも言っていましたね」
-黒田氏の反応は。
「えっ、ホンマか。それが第一声でした」
-黒田氏にはボロボロになるまで辞めるなと言われていた。
「最初はまだまだできるだろうという感じだったんですが、しゃべっていくうちに、お前が決めたことだから、あとはお前らしく頑張れ、と言っていただきました」
-石原選手の反応は。
「石原は何も言葉を発することなくショックそうな感じでした」
-何か言葉は。
「今、ベテランは僕と石原ぐらい。まだまだお前の力は必要だと思うし、少しでも長く頑張れよ、と話しました」
-家族の反応は。
「子どもに伝えたときは、なんで?と辞めてほしくなさそうな表情でしたね」