九里5回5失点…北別府&津田超え本拠地12連勝夢散「本当に申し訳ない」
「広島3-11阪神」(5日、マツダスタジアム)
大事な一戦で勝利に導く投球ができなかった。九里が5回4安打5失点。初回には3者連続四球からピンチを招き、いきなり4点を失った。「本当に申し訳ない気持ちと悔しい気持ちがある」と肩を落とした。
1死から北條、福留、糸井に四球を与えた。指先の狂いを修正しようと試みてもできない。「追い込んでからの四球なので…」。満塁から陽川の二ゴロの間に先制点を奪われると、大山には左越え3ランを被弾した。
強力な攻撃陣は直後に2得点。点差はすぐ2点に縮まった。だが四回、岩貞への四球も絡んで追加点を献上し、再び阪神に主導権を握られた。
立ち上がりの不安定さが目立つ。これで6試合中、5試合が三回までに失点している。この日は3者連続四球が引き金。畝投手コーチは「追い込んでからだからな。あれは一番やってはいけないこと」と猛省を促した。
4敗目を喫し、本拠地で16年5月26日の巨人戦から続いていた連勝は11でストップ。北別府学や津田恒実と並んでいた最長記録更新はならなかった。
「しっかりと反省をして次の試合に臨みたい」。厳しい表情を浮かべて、九里は帰りのタクシーに乗り込んだ。