岡田CSへ不安“一敗”悪夢の9失点KO 緒方監督「ちょっと考えないと」
「広島4-13阪神」(22日、マツダスタジアム)
無念の降板に、ベンチへ戻ると唇をかみ、必死に前を向いて戦況を見つめた。広島・岡田明丈投手(24)が今季最短かつワーストの三回途中11安打9失点で7敗目を喫した。
中5日で託されたマウンドだったが序盤からボール先行が目立ち、役割を果たせなかった。試合後は「今日は何もなしでいいですか」と言葉少なに球場を後にした。
初回は無失点の立ち上がりも二回1死二、三塁から梅野に2点先制適時打を浴びるなど3失点。
しかし悪夢はその後だ。三回1死一、二塁で中谷にカウント2-0から甘く入ったスライダーを左翼席へ被弾。その後も2死走者なしから4連続長短打を浴びると、緒方監督はベンチを飛び出し交代を告げた。
前回登板の16日・ヤクルト戦では直球に力があり6回2失点で8勝目と本来の投球を示していただけに、悔いが残る登板となった。
指揮官は右腕について「先発の何番目かで中心の選手だけど、ちょっと考えないといけない」と今後へ向けて厳しい言葉を口にした。昨年は登板できなかったCS。そのローテをものにするためにも、立て直しを図らなくてはいけない。