丸が完全復調!リーグトップタイ38号 猛打賞で球団タイ44試合連続出塁
「広島3-5DeNA」(25日、マツダスタジアム)
力強い打球に本拠地を真っ赤に染めた鯉党が総立ちになった。六回、広島・丸が右翼席へ特大のソロをたたき込む。劣勢を強いられた展開で放った一発は勝利に直結しなかったが、リーグトップに並ぶ38号だ。
1-3の六回。ファウルで粘った後の7球目を捉えた。「甘かったので、しっかりと上からたたくことができた」。筒香と並ぶ37本でこの日を迎えた。DeNAの主砲は二回、左中間席へ先制ソロ。2試合連続の一撃で、すぐさま追い付いた。
長打力を見せつける一方で、高い出塁率も丸の魅力。四回の右前打で自身が持つ球団記録に並ぶ44試合連続出塁を成し遂げた。セ・リーグで44試合以上は過去6人しかいない記録だ。
「良い内容の打席が結構ある。これを引き続きやっていきたい」。前日24日に放った20打席ぶりの安打は本塁打。その流れに乗り、この日は3安打猛打賞。今季、チームを引っ張り続けてきた男の打撃状態は上向いている。
26日からは2位・ヤクルトを本拠地に迎える。「明日ははっきりしている。勝たないといけない。気持ちを切り替えて、目の前の試合をしっかりと戦いたい」。今度こそ、歓喜の瞬間を手繰り寄せる。