緒方監督 3連覇を振り返る「本当に苦しかった」【一問一答】
「広島10-0ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)
広島が球団史上初となる3年連続9度目のリーグ優勝。待ちに待った27年ぶりの地元での胴上げが、ついに実現した。
歓喜の輪の中心で、緒方孝市監督が9度、宙を舞う。真っ赤に染まったスタンドで、涙するファンの姿もあった。
優勝監督インタビューでは以下の通り。
-史上初の3連覇、おめでとうございます。
「ありがとうございます。昨年はここで優勝のチャンスを逃したので、今年は絶対マツダで優勝決めるんだと、そういう気持ちで今日も臨みました。ファンの方とこうして喜ぶことができ、うれしく思います。ファンの皆さん!リーグ優勝、3連覇、おめでとうございます!」
-マツダでの胴上げは27年ぶり。
「最高ですね。選手だけでなく、ファンと一緒に胴上げしていただいているみたいで、夢のような時間でした。ありがとうございました」
-今日もチーム一丸となった勝利。
「プレーボールから、松山が目の覚めるようなファインプレーしてくれた。打線もびっくりして5点を取ってくれて。何と言っても九里ですね。今シーズン一番のピッチング。本当にナイスピッチングでした」
-3連覇のかかったシーズン。去年以上の重圧もあったと思うが、振り返って。
「長かったです。すごくここまで長く感じました。シーズン始まって苦しいことの連続で厳しい試合も多くてチームとしても安定した戦いも続かなくて本当に苦しかった。その中でも主力選手が引っ張ってくれて、若い力、新しい力がチームに大きな力となって開幕戦から一試合一試合、自分たちのやる野球というのを最後まで信じて、一試合一試合の積み重ねが優勝につながったと思います」
-広島で災害もあった。
「信じられない悲しいできごとがあり、リーグ戦も中止になった。選手も動揺したと思います。そこから気持ちを入れ直し、信じられないような勝ち方をした。選手が本当に頑張ってくれました」
-選手へ。
「凄い選手たち、力をつけて成長している。3連覇という新しい歴史をつくった選手に『よく頑張った』その言葉しかない」
-ファンへ。
「選手たちがこうして力を発揮できるのも、たくさんの声援があったからこそ。マツダスタジアムだけでなく、全国で大きな声援をいただき、ありがとうございます」
-次は日本一が見たい。これからに向けて。
「まずひとつリーグ優勝という目標は達成した。ただ、今シーズンここがゴールではない。日本一というゴールに向かって、まだ戦いは続きます。ご声援お願いします」