「野間×西川」仲良しコンビスペシャル対談
広島・野間峻祥外野手(25)と西川龍馬内野手(23)が対談し、今季の活躍などについて真剣に、時に笑いありで語った。球団史上初のリーグ3連覇に貢献した2人。今季限りで引退する新井への感謝や、日本一への思いも明かした。
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-2人とも好成績を残す中、ここまでの活躍を振り返って。
野間「続けて試合に出ることもなかったので、最後までやってみて。1試合1試合必死にやっていこうと。(打席での粘りは)内野手からしても前に飛ばすのは嫌だと思う。三振をできるだけしないこと。追い込まれれば泥くさくいければというのは常に思ってます」
西川「守備でポロポロしてるのでね。話にならないですけど」
野間「やめようや…(苦笑)。でも後ろから見てますけど、難しい球、結構来てますよ。投げる方はしょうがないと思うけど、捕るのは難しいのが多いかなと思っていました」
-2人は仲が良い?
野間「(西川が16年に入団して)えらいスカしたのが入ってきたな、と。冗談ですけどね。もともと僕が誠也と仲良くて、1軍キャンプに来てって感じだったので。自然と食事に行ったりとかはありました」
西川「(1年目の)合同自主トレの時に野間さんが大野に来て、『おう』って。うわ、野間や!って」
野間「ウソつけ。絶対そんなんちゃう。あまり記憶がないですね」
西川「こんな感じです」
-寮時代はともに過ごした。
野間「龍馬の部屋に行ってもいないので」
西川「おるわい。部屋を空けてると、いろいろ荒らされるから空けられないです。僕、部屋にいます。たまにどこか出て、帰って来たらぐちゃぐちゃになっている。真夏に暖房をつけられていて。(野間か鈴木の)どっちか2人でしょうね」
野間「記憶にないです。僕もそんなことやられていましたしね」
-一緒に1軍でプレーしている。
野間「うれしくはないですけど…(笑)。龍馬は打撃もいいですし、すごい出てくるだろうと外から見てて思ってました。出れば打つって感じだったので。僕はびっくりですね」
西川「(野間は)この身体能力。そりゃトリプル3ですよ」
-チームは若手が活躍できる雰囲気か。
野間「やりやすい雰囲気を新井さんだったり石原さんだったり、上の人から作ってもらってるのはあります」
西川「1年目からそうですけど、やりやすいようにやらせてもらっている。だから僕みたいな若い選手でも何とかやっていけてるのかなと」
-新井が今季限りで引退する。学んだことは。
野間「野球に対する姿勢。一塁までの全力疾走だったり、普通だったら手を抜いてしまうようなところを率先してやっている姿を見て、僕たちもやらないと、と。そういうところは本当に見習っていかないといけない」
西川「僕は食事の時も言われたんですけど、『三塁だけじゃなくて、一塁とか外野とかも練習して、自分の出られる範囲を増やしていけば出場機会も増えてくるんじゃないか。練習もちょっとでいいからしとった方がいいよ』と。だから、たまに一塁で受けたりしてます」
-新井選手はよく食べてよく飲む?
野間「僕たちには食え、食えって感じで。新井さんが(肉を)焼いてくれる」
西川「ひたすら皿に肉が載ってくる」
-ともに過ごせる期間は短い。
西川「日本一になって、そこまで一緒にできたらいいなっていう思いです」
野間「少ないですけど、吸収できるところがあると思うし、とにかく日本一になりたい」
西川「僕は入って優勝、優勝で。1年目は日本シリーズに行ったけど負けて、2年目はCSで落として。最後まで必死にやりたい」
野間「同じく。試合に出て…」
西川「(野間が)試合に出て、打って走って守ったら勝てます。キーマンです」
野間「お前もな。試合に出て日本一になれればなと思います。頑張ります」