大瀬良、16勝目はお預け…九回に中崎打たれる
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「巨人5-4広島」(30日、東京ドーム)
広島・大瀬良大地投手が、7回6安打3失点の力投。16勝目の権利を得て降板したが、九回に中崎が打たれ、お預けとなった。
一回にマギーの犠飛で先制点を献上。三回は田中俊、マギーの適時打で再び勝ち越しを許した。
だが、四回以降は粘りのピッチング。六回、2死二塁で代打大城を二ゴロに仕留めるなど、要所を締めて先発の役割を果たした。
勝利への執念を燃やした。五回は1死から自らのバットで右前打を放ち、出塁。続く田中の10号2ランにつなげ、同点に追いついた。
大瀬良の粘りに仲間もこたえた。八回、鈴木の三塁打で1死三塁とし、松山の犠飛で4-3と勝ち越し。この時点で大瀬良に勝ち投手の権利が転がり込んだ。
勝てば巨人・菅野と2勝差。最多勝へ大きく前進したが、九回に守護神の中崎が打たれ、逆転サヨナラ負け。大瀬良の16勝目はならなかった。中崎は66試合目の登板で、初黒星となった。