天谷が引退会見 思い出試合は16年の開幕戦「黒田さんとお立ち台が…」
広島・天谷宗一郎外野手(34)が4日、マツダスタジアムで現役引退会見を行った。
会見場に現れた天谷は「皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。本日をもちましてプロ野球生活17年間を引退することを決断しました。今までご指導してくださった歴代監督、コーチ、一緒に戦ったチームメート、支えてくれたチームスタッフには感謝しています。たくさんの熱いご声援を送ってくださったファンの皆さん、全ての人に感謝しています」とあいさつした。
引退の理由については「丸、野間がケガをした時に1軍に上がれなかったこと。何とか1軍の戦力としてできるんじゃないかと考えながらやっていたので、その時呼ばれなかったのが一番大きかったです」と明かした。
17年間の思い出には2016年3月26日DeNA戦(マツダ)を挙げた。「25年ぶりに優勝をした年の開幕カードで黒田さんとお立ち台に上がれたのが一番思い出。あの試合はすごくうれしかった。横に黒田さんがいたので特別うれしかったです」と振り返った。
天谷は俊足好打の外野手として活躍。08年には自己最多135試合に出場。10年8月22日の横浜戦(マツダ)では、フェンスによじ登って本塁打性の打球をキャッチした。通算843試合に出場して打率・255、493安打、81盗塁。今後については未定だがこの日の巨人戦(マツダ)の試合後に引退セレモニーが実施される。