カープ主力組はフェニックスリーグ派遣せず…CSへマツダで万全調整
広島が17日からのCSファイナルSへ向け、マツダスタジアムで調整していくことが5日、分かった。主力選手は8日に開幕する「みやざきフェニックス・リーグ」には参加しない方針。7日にペナントレースが終われば短期決戦まで9日しかない。期間の短さや移動時間などを考慮して派遣見送りを決めた。
CS突破へ向け、マツダスタジアムでじっくりと調整する。昨年に続いて「みやざきフェニックス・リーグ」に主力の派遣予定はなし。緒方監督は参加見送りについて「移動とかを考えたらメリットはない」と説明した。
順調なら7日のDeNA戦(マツダ)でレギュラーシーズンが終了。17日開幕のCSファイナルSまで9日間しかない。フェニックスLが行われる宮崎・天福球場まで半日がかりで移動しなければならず、往復で実質2日間は練習ができないことになる。
さらに雨などで試合が中止になった場合は練習環境が限られる。一方で本拠地ならば制限はかからない。気になる試合勘の維持は「実戦形式の練習をやる」と指揮官。基本的に練習ごとにシート打撃を行う予定で、感覚を保たせる構えだ。
日本一への夢が絶たれた昨年は、シーズン終了からCSファイナルSまで16日間も時間が空いた。今年は9日間と短い。“ぶっつけ本番”で挑む短期決戦へ、万全の準備を整えていく。
開幕前から34年ぶりの日本一を目標に掲げてきた。過去2年はセ界の王者となりながら、手が届かなかった。リーグ3連覇を成し遂げ、黄金期を迎えているチームは広島で牙を研ぎ澄ましていく。