菊池がMVP 第2戦決勝3ラン&第3戦は超人的なファインプレー
「セCSファイナルS・第3戦、広島5-1巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島・菊池涼介内野手が、MVPに選ばれた。賞金100万円を獲得した。
前夜の第2戦で決勝3ラン。打率・200だったが、勝負強く、強烈なインパクトを残した。
この日は守備で魅せた。緒方監督が「あれは大きいプレー。特に先頭打者の入りでああいうプレーをしてくれたら、どれだけ投手が助かるか」と振り返ったのは4点リードの八回のプレー。先頭立岡が放った二遊間への鋭いゴロをスライディングキャッチ。間髪入れずに一塁へワンバウンド送球し、アウトにした。俊足の立岡に内野安打すら許さない堅守。超人的なプレーで、投手陣をもり立てた。
試合後、菊池は第2戦の決勝弾を振り返り「ファンの声援、新井さんの一打があったり、勢いで打たせてもらった。僕の力だけでなくみんなに打たせてもらった。シーズンで活躍できなくて苦しんだ分、2番として役に立てればと思った。」と感謝。
日本シリーズへ向け、「チーム一丸、家族一丸で襲いかかりたい。3度目の正直、新井さんをいい形で送り出したい」と前を向いた。