メヒア、シート打撃で驚弾連発! タカ狩り任せろ「デスパイネより打つ」

 広島のアレハンドロ・メヒア内野手(25)が23日、マツダスタジアムで行われたシート打撃で2発を含む3安打を記録し、日本シリーズのスタメン出場へ一歩前進した。今季の交流戦出場はなかったが、千賀やミランダらソフトバンク投手陣とは2軍の試合で対戦している。成長株のドミニカンが日本シリーズの秘密兵器となりそうだ。

 静かなグラウンドにごう音が響き渡った。午後のシート打撃。メヒアが強振した打球はグングン伸びてバックスクリーンへ着弾。2打席目の左前打を挟んで、3打席目は中田からバックスクリーン右へ豪快な一発。驚弾を“連発”し、初出場となる日本シリーズのスタメン奪取へ強烈にアピールした。

 「今日はすごかったね。2軍でやっていたようにセンターから右方向を意識したんだ。CSは5番で、打ちたい打ちたいと考えてあまり良くなかった。日本シリーズはもっとリラックスできる。いい結果が出ると思うよ」

 今季、交流戦の出場こそないが、日本シリーズでは頼もしい秘密兵器となりそうだ。ソフトバンクの知り合いは「ミマ(美間)だけだよ」と笑うが、2軍戦で千賀、東浜ら現在1軍の鷹投手陣と軒並み対戦済み。「みんな速い真っすぐとフォークとカーブがある」と特徴もインプット。大竹、高橋礼に加えて、「ミランダのデビュー戦で満塁本塁打を打ったよ」と攻略に自信をのぞかせた。

 ハングリー精神旺盛なドミニカンは“主砲対決”にもメラメラと闘志を燃やした。ソフトバンクの5番デスパイネは年俸も実績も上回るが「勝負するよ。デスパイネもいいバッターだけど、デスパイネより打つ」とキッパリ。さらにエルドレッドが2016年の日本シリーズで記録した3試合連続本塁打も「勝負したい。エルドレッドよりも打つよ」とシリーズ記録の更新まで力強く宣言した。

 頂上決戦を4日後に控え、外国人枠争いが激しさを増している。現状の内訳は「投手3野手1」が有力だが、シリーズでは40人枠から試合ごとにベンチ入りメンバー25人の変更が可能。高ヘッドコーチは「メヒアもバティスタも調子がいいね。野手2人の可能性もある。ヘルウェグもいるしね。最後の最後まで悩むところです」とうれしい悲鳴を上げた。

 34年ぶり日本一へ、助っ人勢の爆発は欠かせない。CSファイナルSでは7打数1安打、4三振に終わったメヒアだが、日本シリーズへ向け「いい結果を出すためにいい準備をしたいね」と巻き返しを図る覚悟。桁外れのパワーで、大一番の主役に躍り出る。

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