広島VSソフトバンクの死闘は決着つかず 32年ぶりの日本S初戦ドロー
「日本シリーズ・第1戦、広島2-2ソフトバンク」(27日、マツダスタジアム)
延長十二回の激闘の末、両軍譲らず引き分け。初戦での引き分けは86年の広島-西武以来、32年ぶり3度目となった。
ソフトバンクはベンチ入り野手を全員使い切ってトータル23選手、広島も同じく21選手を起用。4時間半を超える総力戦となった。十二回は代打・新井の登場に盛り上がったが、得点は奪えなかった。
広島は初回、菊池がソフトバンク・千賀の高め直球を仕留め、左中間席へ先制ソロ。さらに四球、安打で1死一、二塁として松山が右前適時打を放ち、2-0とした。
だが、ソフトバンクも粘り強さを発揮。四回まで大瀬良に無安打無得点に封じられていたが、五回に中村晃と内川の連打で2死二、三塁。代打デスパイネの適時内野安打と敵失が絡み、2-2に追いついた。
お互いに投手陣が奮闘。広島は先発の大瀬良を含めて8投手をつぎ込み、再三のピンチを脱出。ソフトバンクは千賀を含めて7投手をつぎ込み、二回以降スコアボードに0を並べた。
日本シリーズは今季から延長を十五回制から十二回制に変更。第8戦以降は決着がつくまで無制限で行う。
第2戦もマツダスタジアムで行われる。