リリーフ陣が執念リレー 8番手の中田「しびれました」

延長12回、ソフトバンク・上林誠知をフライに仕留めた広島・中田廉は、打球方向を指さす=マツダスタジアム(撮影・北村雅宏)
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 「日本シリーズ・第1戦、広島2-2ソフトバンク」(27日、マツダスタジアム)

 広島のリリーフ陣が、執念の無失点リレーを見せた。

 先発・大瀬良が5回3安打2失点とゲームメーク。同点でバトンを受けた2番手・岡田からスコアボードにゼロを刻み続けた。岡田が六回、一岡が七回を封じ、4番手・フランスアは八、九回の2イニングを危なげなく抑える。

 延長に入ると、十回は中崎が3人斬り。十一回はジャクソンが2死までこぎつけ、代わったヘルウェグが内川に死球を与えて満塁と追い込まれながら代打・福田を左飛に仕留めてピンチ脱出。十二回は8番手の中田が2四球で2死一、二塁とされるも、グラシアルを中飛に打ち取った。

 最後を締めた中田は「しびれたんですけど、結果がゼロだったのでよかった」とホッとした表情。「力が入ったので、次は制御してまた投げたい」と課題を挙げた。

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