大瀬良、初中4日で粘投も…4回1/3、3失点と役割全うできず
「日本シリーズ・第5戦、ソフトバンク5-4広島」(1日、ヤフオクドーム)
広島・大瀬良は、任された役割を全うできなかった。内野安打2本と送りバントでピンチが広がった五回1死二、三塁。緒方監督がベンチを立った。走者を残しての交代。悔しさが募った。
4回1/3を5安打3失点。決して満足できる結果ではないものの、粘り強く投げた。四回は2点を奪われ、1死二、三塁で松田宣を空振り三振。今宮は遊ゴロに打ち取った。大量失点すれば主導権を完全に失う場面で踏ん張った。
シーズンでもなかった中4日での登板。「工夫して交代浴をしました」。湯と冷水に交互につかり、疲労回復を早める入浴方法。宿舎の部屋には2つも湯船がなく、シャワーで冷水を浴びて代用。できる限りのことをして臨んだ一戦だった。
投じた球数は79球だ。第8戦までもつれれば、中継ぎとして待機する可能性がある。常々「チームを勝ちに導きたい」と言い続けてきた。大一番も見据えて準備を進める。