バティ「25番ガ欲シイ」帰国直前宣言!師匠・新井サンのカープ魂継承じゃ
広島のサビエル・バティスタ外野手(26)が6日、ドミニカ共和国への帰国の途に就いた。師と慕い、今季限りで引退した新井貴浩内野手(41)がつけていた「25」の継承を熱望。背番号にふさわしい選手になるためにも、来季1年間を通して活躍できる体作りに今オフは取り組む考えだ。
帰国を控え、バティスタはニヤリと白い歯をのぞかせて宣言した。新井が今季限りで引退し、空白となる背番号25。それについて問われると、「つけたい。球団に言っておくよ。新聞に書いておいてください。『25番が欲しい』と」と希望を口にした。
新井には試合前練習で連続ティー打撃のトスを上げてもらい、何度も助言を受けてきた。「新井サンのことは好き。毎日練習に付き合ってもらった。きついけど楽しかった」。現役最後の試合となった日本シリーズ第6戦後には「頑張って」と激励されたといい、魂を継ぐ思いだ。
そのためにもさらなるレベルアップを図る。今季は99試合に出場し打率・242、25本塁打、55打点。本塁打数には満足しているというが「最初に手をケガしたのでコンディション、ケガに気をつけたい」と振り返る。
春季キャンプ中の左手死球で出遅れて開幕1軍を逃し、途中で2軍落ちも経験。「オフの時間で一生懸命やってケガをしないようにしたい」とシーズンを通して活躍できる体作りがテーマだ。
「体にキレが出ていいパフォーマンスができる。シーズン中に増えるしね」と現在の体重113キロから105キロに減量する目標もある。昨オフに続くウインター・リーグ参加についても「今考えている」というバティスタ。新井魂を受け継ぐ大砲が、来季の大暴れへ牙を研ぐ。