野間、弱点速球克服で打率3割狙う!東出コーチ潜在能力評価

 広島・野間峻祥外野手(25)が8日、マツダスタジアムを訪れ、自主練習で汗を流した。10日から宮崎・日南で秋季キャンプが始まる。東出打撃コーチから強化選手に指名された野間は速球の克服をテーマに掲げ、来季の目標を打率3割に設定した。

 この秋も日南で汗と泥にまみれる覚悟だ。東出コーチからキャンプの強化選手に指名された野間は「いつも通り、いつも通りです」と苦笑いして、弱点克服に意欲を燃やした。

 「1年間やって、浅いカウントでのミスショットが多かった。日本シリーズでも真っすぐの強いピッチャーにそういうところがあった。そこをしっかり捉えることができれば変わってくると思います」

 苦い記憶を忘れてはいない。日本シリーズでは全6試合に先発出場しながら、最終戦はソフトバンク・バンデンハークの前に2打席連続三振。八回に代打を送られ、ベンチで終戦を見届けた。

 速球を一振りで捉えるため、キャンプでは自分の“間”を見つけるつもりだ。「まだ衝突しているところがあった。自分の間を作って呼び込めるようにしたい」。東出コーチも「タイミングをつかめば打率3割打てる。ホームランも2、30本打てる力がある」と潜在能力の高さに太鼓判を押す。

 自身初の規定打席に到達した今季は、打率・286でフィニッシュ。「今年は2割9分以上と思っていた。来年は大事な年。3割を目標にしてやっていきたい」。伸び盛りの25歳。真価が問われる来シーズンへ、無限の可能性を呼び起こす。

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