丸“改めて”宣言残留ある カープと再交渉 巨人、ロッテと近日中にも交渉
広島から国内FA権を行使した丸佳浩外野手(29)が19日、マツダスタジアムを訪れ、広島と再交渉に臨んだ。15日のFA交渉解禁後、公の場では初めて。鈴木球団本部長と約1時間、じっくりと話し合った。代理人を通して巨人、ロッテから獲得意思があったことを初めて明かし、近日中にも交渉の席に着く流れとなりそうだ。
午前10時頃、スーツ姿の丸がマツダスタジアムに現れた。FA交渉解禁から5日目。鈴木球団本部長と約1時間の再交渉に臨んだ。自主トレ後に報道陣に対応し、「いろいろ話しました。聞きたいこと?それも含めてもろもろ。契約のことというよりお互いがどう思っているか。下交渉から雑談を含めて、しっかり(直接)話し合ったことがなかったので」と経緯を説明した。
広島とはシーズン中から複数回の交渉を行ってきた。3年契約で出来高を含め総額12億円の提示を受けたとみられ、球団では異例の宣言残留も認められている。この日、条件面について「そこは何とも言えない。そんなに深い話はしていない」としたが「残留も視野に入れての(FA権)行使なので。まずは自分のチームとしっかり話を進めてから」と改めて宣言残留の可能性もあると繰り返した。
一方で、すでに巨人とロッテが獲得意思を表明している。両球団とも大型契約を準備し、交渉に監督が直接出馬する可能性もある。丸は「連絡をいただきました」と初めて明かし「監督が来られるのであれば、僕も当然出席したい」と語った。
現在は代理人を通して、日程を詰めている段階。「どうなるか分からない。明言は避けておきます」と丸。近日中にも交渉の席に着く可能性があり“Xデー”は近づいている。