広島・丸 来季の「全試合出場」を誓う 2年連続MVPは「まさか自分が」

セ・リーグのMVPを受賞し、スピーチをする広島・丸佳浩(中央)=東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪(撮影・出月俊成)
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 プロ野球の「NPB AWARDS」が27日、都内ホテルで行われ、今季のMVP(最優秀選手賞)を発表。セ・リーグは広島・丸佳浩外野手(29)が2年連続2度目、パ・リーグは西武・山川穂高内野手(27)が初選出された。

 丸は不動の3番としてチームの3連覇に貢献。125試合に出場し、打率・306、39本塁打、97打点、10盗塁。本塁打と打点はいずれも自己最多をマークした。2年連続受賞は、セでは08年と09年の巨人・ラミレス(現DeNA監督)以来、9年ぶり。

 受賞後の会見では「非常に光栄に思っていますし、まさか自分が2年連続で受賞できるとは思っていなかった。うれしい気持ちとびっくりした気持ちがあります」と感想。

 今季、印象に残っているプレーについては「今季、ダイビングでけがをしたが、復帰した時の楽天戦で同じような打球が来て、けがをした時のシーンがよぎったが、うまく処理できた。ホッとしたというか、『大丈夫なんだな、ここからいけるんじゃないか』と思った」と振り返った。

 FA宣言し、来季の所属先は不透明。ただ、個人の成績については「今シーズンより、全項目いい数字を残したい。数字というより、常日頃から目標というか数少ない数字にこだわっているのは全試合出場。今年は達成できなかったので、来季は1年間やったうえで賞を取れたらと思います」とうなずいた。

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