カープ会沢が宣言!大補強でも丸封G 打線警戒…四球出塁もさせない
広島・会沢翼捕手(30)が16日、広島県福山市のツネイシスタジアムで行われた「ツネイシベースボールクリニック」に参加し、リーグ4連覇を果たすためにも大補強を進める巨人封じへ攻守で貢献する意欲を示した。「強打の捕手」として重責を担う選手会長。広島からFA移籍した丸にも注意を示しつつG倒を成し遂げ、さらに他球団も圧倒していく。
少年少女との野球教室を終え、会沢は真剣なまなざしで来季へ向けた思いを口にした。広島がリーグ4連覇と日本一を掲げる中、他球団もメラメラと闘志を燃やしている。特に巨人は大補強を進めるが「僕たちのやる野球は変わらない。スコアラーさんとしっかり話をして、来年から詰めていく作業になってくると思う」と、うなずいた。
今年のCSファイナルSでも相対した巨人には岩隈、炭谷、中島、ビヤヌエバ、そして同僚だった丸が加入した。「丸はやっぱりいい打者だし、しっかり研究しなくちゃいけない」。今季まで共闘してその力を知っているからこそ、敵になれば脅威を感じる。
特に今季・468でリーグトップだった出塁率に目を向ける。「選球眼の良さもあると思うし、ずっとやってきてすごいなと思う」と認めつつ、「後ろにもいい打者がそろってると思うしね」と四球での出塁を封じることが“対丸”の一つのポイントとした。
また、打撃面でも期待が掛かる会沢。新加入する岩隈とは過去に対戦がなく、「どういう球がいいというのも分からない。まず今はしっかり自分の体のことをやっていこうと思う」と説明。このオフは例年より走る量を増やし、強固な下半身を維持していく。
チームとしても4連覇へ自信を持っており、「太い幹はもうできていると思うから、そこからの枝葉を選手個人がやっていけばいいと思う」と会沢。扇の要は来季もチームを支える。