飯田、1歳下の一般女性と結婚していた しっかり者の愛妻のため左殺しで飛躍!
広島・飯田哲矢投手(27)が結婚していたことが5日、明らかになった。昨年11月28日に婚姻届を提出。約3年の交際期間を経て、1歳年下の一般女性とゴールインした。人生のパートナーを得て、自覚十分。鯉の“左殺し”が勝負の1年へさらなる飛躍を誓った。
最愛のパートナーと結ばれ、飯田が表情を引き締めた。「結婚したから頑張るのではなくて毎年勝負。チームに貢献したい」。今季はプロ5年目。愛する人のため飛躍を誓う。
お相手は1歳年下のしっかり者だ。約3年の交際期間を経て、昨年11月28日にゴールインした。「すごくしっかりしていて、物事の善しあしが分かるし、ずっと居てもらいたい存在」。好きな手料理は「しょうが焼き」。愛妻の人間性にも惹(ひ)かれ、ポジティブな言葉にいつも背中を押してもらっていたという。
「打たれた時も抑えた時も変わらずに『また次、へこんでも明日は来るから』と。『切り替えが大事』と話してもらっています」
献身的なサポートを受け、17年秋には一大決心をした。サイドスローへの転向だ。昨季は14試合に登板し、0勝0敗、防御率6・23だったが、6月15日のソフトバンクとの交流戦(ヤフオク)では、まばゆいばかりの輝きを放った。2回を投げて無安打無失点、5奪三振の快投。中村晃、松田、柳田から3者連続三振を奪うなど、チームにとっては貴重な“左キラー”として、強烈にアピールした。
サイドスロー挑戦の1年を終え、方向性は定まった。「抑えた試合も打たれた試合もフォームや(コースに)投げ切れているかが明確」と分析。「やられた時にうまく切り替えていくことが大事。やられっぱなしではなく、相手は人間という気持ちで負けないように」と覚悟をにじませた。
理想は昨季限りで現役引退した元巨人の山口鉄のような投球スタイルだ。シーズン中に丸から「左投手は外だけじゃダメ。内角のボールがあれば左打者は意識する」と助言を受け、今オフはシュートの完全習得に着手。スライダー、カーブなどの持ち球を磨きつつ「サイドにしたので左打者を抑えられるように」と、さらなるレベルアップを図っている。
左腕にとって、2019年が勝負のシーズンとなる。すでに新婚生活もスタート。高いモチベーションと共に、“左殺し”のポジションを奪いにかかる。