大瀬良 マイペースOK 信頼のあかし!キャンプ中の調整 佐々岡投手コーチが一任
広島・大瀬良大地投手(27)が16日、マツダスタジアムでの合同自主トレに参加し、佐々岡投手コーチからキャンプ中の調整を一任されていることを明かした。昨季は自己最多の182イニングを投げ、今オフは体のケアを徹底。今月下旬のブルペン入りを視野に、マイペース調整でキャンプへ向かう。
開幕ローテを争った昨春とは立ち位置が違う。2月1日のキャンプインまで約2週間となったが、大瀬良はマイペース調整を続けている。
「佐々岡さんから自分のペースで調整していいと言われている。トレーニングと治療を多めに。昨年は数多く投げたので、しっかりとケアしてキャンプに入らないといけない」
最多勝と最高勝率の投手2冠に輝いた昨季は、自己最多の182イニングを投げた。シーズン終盤には疲労を感じたため、このオフは体のケアを徹底し、ここまでブルペン入りも封印している。「昨年より落としめですね。今でも投げられるんですが、体のコンディションを考えて」と慎重を期している。
仕上がりは上々だ。ウエートトレでは過去最重量を挙げた。スケールアップを実感する一方で「可動域が狭くなるのが怖い」と危惧。新たに水泳トレを導入するなど、肉体の変化に応じて最善を尽くしている。
今後もスロー調整を継続しつつ、今月下旬の初ブルペンを見据える。「キャッチャー目線で聞いてみたい。しっかり投げられる状態を作ってキャンプへ向かいたい」。日南ではコンディションや気候を考えて、インターバルピッチも視野に入れる。開幕に照準を合わせ、キャンプで万全の状態に仕上げる。