誠也、4番の自覚!打点王&日本一「勝ってタイトル取れるのが一番いい」
広島・鈴木誠也外野手(24)が17日、宮崎県日向市のお倉ケ浜総合公園でソフトバンク・内川らと行う合同自主トレを公開し、打点王を狙う決意を示した。昨年11月に右足関節の抜釘手術を受けた中でも順調な調整ぶりを示した若き主砲は、自然体で日本一への道を歩んで行く。
寒風吹きすさぶ宮崎で、鈴木は己と向き合い、みっちり汗を流した。午前は体幹トレやキャッチボールに内外野ノック、午後は室内練習場で打撃練習。「内川さん、他の選手に刺激を受けながらいい練習ができていると思います」と、キャンプさながらのトレーニングに充実感を漂わせた。
内川らとの2年ぶり3度目の合同自主トレ。「ほとんど聞くことはないぐらい聞かせてもらったので、あとはそれを自分のモノにできるかできないか」。昨年11月に右足関節の抜釘手術を受けたが、「去年が全くできなかったので、今年は全然できている方」とうなずいた。
珍しくタイトルへの意欲も口にした。「4番を打たせてもらっているので、打点王を頭に入れて頑張っていきたい」。昨季は打率・320、30本塁打、リーグ6位の94打点。4番としての自覚が打点量産の決意表明へと表れた。
もちろん最優先するのはチームの勝利。「いくら個人成績が良くても最下位だったら『それまでじゃん』となる。勝って個人タイトルを取れるのが一番いい」。言葉の端々に責任感がにじんだ。
着々と足場を固めている新背番号1。「カープの1番は特別な番号。それに恥じないようないい結果を出して、チームを引っ張っていければ」。プレーで引っ張り、チームも自身も頂に立つ。