広島ドラ1小園、超異例高卒新人野手1軍Cスタート!見て聞いてプロの技吸収だ

 広島は23日、春季キャンプの1、2軍メンバーを発表し、ドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=は1軍スタートとなった。球団で高卒野手の1軍スタートは超異例。若鯉は誰よりも声を出してムードを盛り上げる元気印になることを誓うとともに、先輩選手の技術や考え方などの吸収に意欲を示した。

 待ちに待った吉報に、小園は表情を引き締めた。球団では過去にあまり例がない高卒新人野手の1軍春季キャンプ参加。「まずはそこを目指してやってきた。スタートラインに立つことができた」。期待の大きさを感じながら言葉を紡いだ。

 昨秋のドラフト会議後、緒方監督はオフの状態次第で小園の1軍抜てきを示唆していた。合同自主トレでは軽快な動きを披露し、万全をアピールした。首脳陣は厳しい練習に耐えられると判断し、1軍メンバー入りが決まった。

 「新人らしくプレーしたい。声もしっかり出していきます」と決意表明した。高校時代は声でもチームを引っ張ってきた。広島のキャンプは、他球団に勝るとも劣らない活気にあふれている。周囲を盛り上げながら自らも元気を出すことで、ハードなメニューをこなしていく構えだ。

 先輩選手から多くのことを学ぶ意欲も忘れない。21日の合同自主トレでは、初めて菊池涼と一緒にノックを受け、グラブさばきなどに衝撃を受けた。打撃では初めてプロの球と対峙(たいじ)する。何もが初体験。すべてを吸収していく。

 「技術とか、天と地の差があると思う。多くのことを経験して学んで、追い付いて追い越せるようになりたいです」。日本一のショートを目指す戦いが間もなく始まる。

 ◆広島高卒新人の春季キャンプ1軍スタート 高卒野手では、1992年の徳本政敬以来、27年ぶり。木本から91年度ドラフト2位で入団した打撃が持ち味の内野手。キャンプ初日の打撃練習では柵越え8本を放つなど、首脳陣にアピールした。

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