3年連続一時離脱の野間、春季C完走宣言 真のレギュラー奪取誓う
広島・野間峻祥外野手(26)が29日、先乗り自主トレ中の宮崎県日南市で、プロ1年目以来4年ぶりの春季キャンプ完走へ決意を示した。過去3年は、いずれもケガや体調不良で一時離脱。この自主トレでは居残り特打を連日行うなど猛練習を行うが、ケアも怠らず春の日々を過ごしていく。
野間は全体での打撃練習を終えると、バットを片手に室内へ移動し、マシン相手に快音を響かせ続けた。先乗り自主トレで連日夕方まで行う居残り特打。「(先乗りでの練習時間は)これまでより長い。結構動けています」とうなずく一方で、キャンプへ向けて第一に考えるのはアピールするためにも完走することだ。
「キャンプで毎回離脱しているので。すぐにケガをしたり体調を崩したら、アピールするにもできなくなる。そういうところは大事」
経験を糧とする。16年から胃腸炎、右脇腹違和感、胃腸炎の順で3年連続一時離脱。「アンテナを張り巡らせて、少しでもおかしいと思えばトレーナーさんに見てもらう。柔軟もやっていきたい」とし、食事面は「気にしすぎるのも良くない。好きなものを食べる」と言い切った。
真価が問われる1年だ。昨季は初めて規定打席に到達するなど打率・286、5本塁打、46打点。進化へ向けて打撃面ではフォーム固定を進め「手と頭が(投手側に)近寄っちゃうのでそこだけずっと気をつけながら」と貪欲にバットを振る。
今季へ向けて、順調にオフの時を刻んできた。「しっかり振るところはできている。初日からしっかりアピールできるように、まずは体がいい状態でいけるように」。強い思いを胸に、5年目を過ごす。