ドラ1小園、広輔を密着マーク 不動の正遊撃手から学ぶ!走攻守も日常生活も
広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=が31日、キャンプ地の宮崎県日南市に到着した。球団の高卒新人野手では27年ぶりに春季キャンプ1軍スタートとなった小園は、正遊撃手から学べるものを貪欲に吸収すべく田中広輔内野手(29)を密着マークし、沖縄2次キャンプ行きの切符をつかむ決意を示した。
小園は心を躍らせながら、キャンプ地に足を踏み入れた。宮崎は昨年U-18アジア選手権で訪れた思い出の地。道中では当時の試合会場だったサンマリンスタジアムも目にし「久しぶりだなと。これから初めてのキャンプなので、しっかり自分をアピールしていこうという気持ちになりました」と決意を新たにした。
勉強の毎日が始まる。「ショートなので、田中さんのプレーをしっかり見たいなと思います」。守備を持ち味とするドラ1は、昨季ゴールデン・グラブ賞も獲得した先輩の一挙手一投足に焦点を当てる。
学ぶ部分は野球だけではない。「プロなので、日常生活もしっかりしないといけない。そういうところも先輩の姿を見たいなと思います」。グラウンド外の行動も徹底的に吸収し、プロの在り方を自身にたたき込む。
ここまでは順調に階段を上るドラ1。初日から走攻守、特に守備でアピールする意欲は満々だ。「まずはここに来る目標を達成できた。次は沖縄に行く目標を立てたので、そこを目指して頑張っていきたい。鍛えて1軍の選手に負けないようにやっていきたい」。黄金ルーキーが、日南の地から走りだす。