長野&誠也、初日から競演 新3、4番ツーショットに日南が沸いた

 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 プロ野球のキャンプが1日、宮崎、沖縄両県などで始まった。広島は宮崎県日南市の天福球場でスタート。巨人から新加入した長野久義外野手(34)が、ランチ特打で鈴木誠也外野手(24)と初競演した。長野は84スイングで柵越えはなかったが「左肩が早く開かないように」と自己流調整を貫いた。鈴木はフォームを確認しながらも柵越えを連発。新クリーンアップ候補2人が約1600人の観衆をどっと沸かせた。

 晴れ渡った空の下、天福球場に快音が響き渡った。キャンプ初日から豪華なツーショットが実現した。長野が右方向中心のミートを繰り返す中、鈴木はパワフルなスイングで柵越えを連発。新3、4番候補の2人が、いきなり南国を沸かせた。

 長野「(鈴木は)体も大きいですし、すごいスイングをするなと思って見てました。音がちょっと違う。すごいなと思った」

 鈴木「夢のような時間でした。一緒に打っていたので、あまり長野さんの打撃を見ることはなかったんですけど。しっかりコミュニケーションを取って、どんな方なのか知りたいなと思います」

 新3番候補と4番の競演は、偶然のタイミングが重なり合ったもの。34歳の長野は首脳陣からキャンプ序盤の調整を配慮され、鈴木は手術明けという理由から別メニューとなっていた。打撃練習後も2人で室内練習場へ。全体練習合流へ向けて体調を整えつつ、親交を深めた。

 今季のカープを担う2人だ。新天地に挑む長野は「疲れました」と苦笑いも、表情は充実感たっぷり。練習開始前の円陣では「野球以外のことは何でも答えられると思うので、聞いてください」と笑わせた。初披露した背番号5は「新井さんから似合っていると言われてうれしかったです」と声を弾ませた。

 昨年11月に右足のボルトを抜いた鈴木も上々の仕上がりだ。昨年のこの時期はノックとベースランニングを封印。5発の柵越えについては「まずはコンパクトに、崩さずやっていこうと思った」とサラリと振り返ったが、「動きは去年より全然いい」と納得顔だ。

 2人は近日中にも全体練習に合流する見込み。長野は「しっかり準備して」と11日に予定されている紅白戦出場にも意欲を見せる。この日はテレビカメラ20台、報道陣約100人が集結。実力者2人が視線を釘付けにさせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス