長野、由伸巨人前監督から受け継ぐ感謝の大切さ
「広島春季キャンプ」(2日、日南)
広島に新加入した長野久義外野手(34)が2日、“カープ1号”を放った。評論家として日南キャンプを初訪問した巨人・高橋由伸前監督(43)の前で元気な姿を披露した。
2010年から巨人で同じ外野手としてしのぎを削り、監督と選手としてもともに戦った長野と高橋前監督。2人の関係は良好で、ある共通点があったと巨人関係者は語る。
それは打撃投手、スコアラーなど裏方として支えるスタッフを大事にすること。「由伸もいろんな差し入れをしてくれたけど、長野も同じくらい多くて、すごくうれしかった。理由は聞いたことないけど、2人とも“先輩の姿を見て”というのがあったんじゃないかな」と言う。
今年、長野と内海の連名で、宮崎の巨人宿舎へ感謝を示す差し入れが届けられたという。背番号5の人望が厚いと称されるゆえん。特におごらず、偉ぶらない人柄は、高橋前監督の現役時代の背中を見て培われたのかもしれない。