力の矢崎、剛球2回パーフェクト 最速148キロ!15球中14球直球で勝負
「広島紅白戦、紅組0-7白組」(11日、天福球場)
広島の矢崎拓也投手(24)が紅白戦で存在感を示した。白組の2番手で登板。2回、打者6人をパーフェクトに抑えた。15球中変化球は1球のみ。「ストライクゾーンの中である程度勝負できた」。直球でグイグイ押し、ねじ伏せた。
この日の最速は148キロ。打者は球威に押された。6個のアウトのうち、フライアウトは実に5つを数える。課題とする低めへの制球が安定し、ボールが先行したのは堂林に対した時の1度だけだった。
「アピールしていかないといけない立場。今やっていることを継続してやるのが一番です」。体が早く開かないフォームで投げる確率を上げていくのがテーマ。チーム屈指の剛球を自在に操るフォームの完成を目指す。