長野 ジョンソン撃ち!待望の一打にスタンドから拍手
「広島春季キャンプ」(12日、日南)
広島に新加入した長野久義外野手(34)が、“移籍後初安打”をマークした。シート打撃が行われ、実戦形式通算6打席目で初ヒット。練習後は「いいですよ~。何もないですよ~」と白い歯をのぞかせながらも多くを語らなかったが、待望の一打の瞬間には、スタンドから大きな拍手が寄せられた。
昨季11勝を挙げたジョンソンと相対した第1打席。1ボールから外角直球に反応すると、打球は右前へポトリ。直後にはマウンドへ向かって左腕から記念球を渡される一幕もあったが「コシ(船越)にあげました」と笑った。5打数1安打ではあったが、練習からスイング力も上げている。
この日はバットを振り込んだ。シート打撃後にはランチ特打を行い、これまで通り中堅から右方向へ打球を徹底。そして「本人と話して、振る日と決めました」(迎打撃コーチ)と、当初予定のなかった打撃ローテに入ってロングティーなどで汗を流した。終始見せる快活な表情が、順調な仕上がりぶりを物語っていた。