堂林、ガツガツ誠也流 覚悟の10年目…年齢度外視で打撃教わる

 「広島春季キャンプ」(15日、沖縄)

 生き抜くために、年齢など度外視だ。広島・堂林翔太内野手(27)が15日、後輩の鈴木誠也外野手(24)に打撃の教えを請うた。全体練習終了後の室内練習場で打撃のコツや力の入れどころなどの疑問点をぶつけ、今後も継続していく考えだ。今キャンプでは三塁に再挑戦。沖縄2次キャンプは実戦漬けの予定で、なりふり構わずレベルアップを図っていく。

 堂林は真剣なまなざしで後輩の言葉に耳を傾けた。全体練習終了後にコーチの助言を鈴木に相談。「現役の選手なので生きた教材。感じは良かった。誤差を少しずつ埋めていければ結果も出ると思う」とうなずいた。

 なりふり構わず、手首の返し方や右腰の出し方など、疑問点をぶつけた。「すぐにできると思ってない」と言うが、「結果が出てくる可能性は広がる」と前だけを向く。今後も“鈴木流”を継続し、「誠也を引っ張ってでも見てもらう。自分が良くなるために何でもできればいいと思う」と意欲的に話した。

 強い決意が背番号7を突き動かす。出場機会を求め、今キャンプでは三塁に再挑戦。久々のホットコーナーで汗と泥にまみれる日々だ。16日に紅白戦が実施されるなど、沖縄2次キャンプは実戦漬けの予定で、堂林は目をぎらつかせる。

 「立場的にも結果を出さないといけないので、そこはガツガツいかないといけない。気温も暖かいのでしっかり振れると思う。練習量は落とさずやっていければと思います」

 プロ10年目。今年こそ鯉党の期待に応える覚悟だ。闘争心を燃やして、定位置奪取を狙う。

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