【西川インタビュー1】外野で勝負!レギュラー奪取へ、守備徹底強化中
広島・西川龍馬内野手(24)が20日、デイリースポーツの独占インタビューに応じた。規定打席到達と打率3割を目指し、今キャンプは昨秋から挑戦している外野守備を強化中。レギュラー取りへ、走攻守のレベルアップを誓い、現在の打撃フォームが生まれた秘話を明かした。
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-ここまでのキャンプで重点的に取り組んでいることは?
「守備です。守備しかしてないですよ。(打撃の)重点練習も入ってないので」
-守備は内外野に就いている。
「外野の方が多いですね。(昨年の)秋に比べるとマシになっていると思います」
-広瀬外野守備走塁コーチからの助言は?
「とりあえず浮くな、低くなれと。(打球を)捕るときも投げるときも。半身になれ、正面向くなと。内野とは違いますね。内野は正面、外野は半身で待つので」
-打撃は。
「(キャンプで)もうちょっと打ちたいですけどね。守れても打たなかったらね」
-1月には日本ハム・近藤の合同自主トレに参加した。成果は感じるか。
「しっかり下(半身)を使った方がやっぱりいい打球が飛ぶ。力強い打球がいくかなと思います」
-理想の打者は。
「チャンスで打てたらいいかなと。去年はチャンスでまわってきたら、より集中していました。得点圏は意識していました」
-昨季も2年連続沢村賞を獲得した巨人・菅野を打ち込んだ。
「コントロールがいいからです。だいたいストライクゾーンに来るので。変化球も。僕はそっちの方が打ちやすいですね」
-走塁は。
「(昨年は)もうちょっとスタートをきっても良かったと思う。7番とかを打ってたら、なかなかサインが出ないのもあるけど、今年はサインが出たらアウトになってもいいやぐらいの気持ちでいきたい。10個ぐらいは走りたいですね」
-プロ4年目を迎えて年下の選手も増えてきた。意識の変化は。
「それはだいぶ感じますけど、全く気にしないです。今は自分のことだけしっかりやっておけばいいと思っているので。そんな、人を見る余裕もない」
-現在のバットを寝かせ気味の打撃フォームはどう生まれたのか。
「1年目の夏頃、寝る前にパッと思いつきました。プロに入ってから、(ボールを)あんまり捉えられへんし、詰まるし。どうやったら打てるかなと。それまではバットを立たせてたけど、寝かせたらどうなるやろなと。ちょっとやってみようと。それで、寝かせたままからスイングしたら楽やなと。バッティングのことはいろいろ考えてるんですよ(笑)。どうやったら打てるかなと」
-今年の目標は。
「規定(打席で)打率3割、本塁打10本、打点は70、80ぐらいいけたらいいですね」