ドラ3・林、マツダデビュー打! 初打席いきなり…緒方監督の前で「自信になる」
「プロアマ交流戦、広島1-5社会人オール広島」(7日、マツダスタジアム)
広島ドラフト3位の林晃汰内野手(18)=智弁和歌山=が、本拠地で鮮烈デビューを飾った。社会人オール広島とのプロアマ交流戦にフル出場。初打席となった二回1死から外角142キロ直球をはじき返し、左翼線への二塁打とした。「当たりは良かった。自信になると思う」。緒方監督が見つめる中で存在感を示した。
182センチ、90キロの体格から放たれる長打力が持ち味だが、2軍春季キャンプからの上積みを披露した。迎打撃コーチは「練習を見ていて、振る力も高卒選手では群を抜いて強い」と評価しつつ、「まだ(打席での)考え方に足りないところもある」と指摘。この日は4打数1安打で失策もあっただけに、課題を一つ一つつぶしていく。
発奮材料もある。ドラフト1位の小園(報徳学園)は、走攻守で光を放ち続けている。「レベルが違う。同級生なので刺激を受けている。打撃に関しては小園もいいので、負けてられない」と闘志を燃やした。
今後も2軍を主戦場にし、主に一塁と三塁で鍛錬を積んでいく。水本2軍監督は「どんどん経験させる。俺の中では(ウエスタンで)クリーンアップを打たせたい」と未来の主軸へ期待を寄せる。「早く1軍で戦えるように」と林。本拠地での経験を成長の手助けとする。