大瀬良、開幕投手確定させる!9日・DeNA戦先発「内容の良いもの見せたい」
広島・大瀬良大地投手(27)が8日、開幕投手を確実なものとすると誓った。9日のDeNAとのオープン戦(福山)に先発し、5回を投げる予定。前回3日の西武戦(長崎)では4回5安打3失点。左打者への投球にも課題が残っただけに、修正力を示して首脳陣の信頼感を厚くする。
開幕を3週間後に控え、大瀬良に残された登板機会は残り3試合。今後はこれまで以上に本番を想定し、結果を求めていく段階に入る。DeNA戦でのテーマは、前回登板で課題となった立ち上がりと左打者への投球だ。
地元・長崎に凱旋した3日の西武戦は初回に3点を奪われた。直球の制球に苦しんだのが原因。「キャッチボールの1球目とか、そういうことからも意識していきたい」。オープン戦は2試合連続で初回に失点。立ち上がりの出来が試合展開を左右しかねないだけに、安定感が求められる。
5安打を許した前回登板では、左打者の金子侑、源田、秋山、森に4安打を許した。「内角へ投げきれなかった」。巨人との開幕戦を想定した場合、左の強打者には丸がいる。打線のキーマンを封じるためにも、内角への制球は不可欠だ。
佐々岡投手コーチは練習後、開幕投手について「まだです」と白紙を強調した。右腕が首脳陣から大役を任せられるには、前回までと同じ轍(てつ)を踏まないことが重要になる。
「もちろん結果を出したいし、内容の良いものも見せたい」。大瀬良は前を向いて力を込めた。昨季終了後から目指すと言った自身初の開幕投手。首脳陣の信頼をつかみ取る。