小園、2軍で再出発 今シーズン中に1軍に帰ってくる!
広島のドラフト1位・小園海斗内野手(報徳学園)が1日、今シーズン中の1軍昇格を誓った。開幕1軍入りは果たしたものの、巨人との開幕3連戦ではグラウンドに立つことはなく、3月31日に出場選手登録を抹消された。2日からはウエスタン・中日戦(由宇)に出場する。心技体を鍛え抜き、再びはい上がる意気込みだ。
3月31日の巨人戦前。小園はマツダスタジアムの監督室に呼ばれた。緒方監督から「経験を積んでこい。いつでも上がれるように」と声を掛けられた。自身でも1軍では出番がないことを感じ取っていた。悔しさを持ちながらすぐに気持ちを切り替えたという。
2日の中日戦から2軍で汗を流す。実戦を重ねながら目指すのは盗塁技術の向上だ。「純さん(広瀬コーチ)にいろいろ試せと言ってもらった」。オープン戦の盗塁は「0」。期間中には野間に助言を求めたことがあった。構え方や重心を置く位置など試行錯誤を繰り返す。俊足を生かす術を身に付けなければいけないと感じている。
3月には三塁の守備練習をした。2軍では遊撃を基本線とするが、二塁でもノックを受ける。さらに打撃では粘り強さを身に付け、三振を減らしていくことをテーマに置いた。
この日は大野練習場で荷物整理しフリー打撃。練習後には、同練習場での全体練習に参加するために訪れた中日のドラフト1位・根尾(大阪桐蔭)と再会し、あいさつを交わした。互いに刺激し合ってきた存在だけに、プロでも負けたくない気持ちはもちろんある。
「(1軍に)いち早く呼んでもらえるように頑張りたい」。誰もが認める力を付け、今季中の1軍再昇格を狙う。