広島、マツダで悪夢の4連敗 投手陣崩壊4戦40失点「どうなってんねん」借金6
「広島2-6ヤクルト」(11日、マツダスタジアム)
広島が本拠地で悪夢の4連敗。単独最下位に沈んだまま、15年以来4年ぶりの借金6となった。
先発の岡田が1回0/3を2安打6四球6失点。4戦連続で先発が5回持たず、KOとなった。4戦トータル40失点で開幕早々、投手陣が崩壊した。
「どうなってんねん!」。ファンの罵声が飛んだのは立ち上がり。先発の岡田が一回、先頭・太田への四球をきっかけに、バレンティンの右前適時打で先制点を献上。雄平の犠飛で2点目を失った。
二回は制球がさらに悪化。2者連続四球で無死一、二塁から、バントの構えをしていた投手の寺原にもストライクが入らず、3者連続四球で無死満塁。さらに太田にもストレートの押し出し四球。岡田はここで交代となった。
2番手・矢崎も制球が安定せず、青木に適時打。山田哲の押し出し四球と流れを止められず。さらに、1死満塁から松山の適時失策で6点目を失った。
7日は阪神に0-9、9日はヤクルトに1-10。そして、前夜は延長十回に一挙12失点し、3-15で惨敗。悪夢のような光景に涙を流すファンもいた。3連覇を成し遂げた昨季、貯金20を作った本拠地で強さを見せられず、ここまで2勝7敗となった。
打線は六回、松山が意地の2号2ラン。反撃ムードを作ったが、七回2死一、二塁で主砲・鈴木が放った飛球はあとひと伸びせず、中飛。本拠地にため息がこだました。
ヤクルトは3連勝で貯金4。優勝した15年以来、4年ぶりの単独首位に浮上した。寺原は六回途中2失点で、2年ぶりの白星となった。