カープ連敗 平成最後の神宮決戦は今季ワースト10四球…4月中の5割復帰は消滅
「ヤクルト7-4広島」(29日、神宮球場)
広島が平成最後の神宮決戦で連敗を喫し、4月中の5割復帰の可能性が消滅した。投手陣は今季ワーストの10四球とリズムに乗ることができなかった。
前夜、ヤクルトの一発攻勢に沈み、連勝が8でストップ。仕切り直しの一戦で、3番に起用したバティスタが初回に3号ソロを放つ上々の立ち上がり。しかし先発の九里がピリッとしない。二回に中村に2号2ランで逆転を許すと、再度1点リードとした四回には村上に6号同点ソロを浴びる。3-3の五回に連続四球で1死一、二塁とすると途中降板を告げられた。ここで2番手・レグナルトが代打荒木に勝ち越しの適時打を浴びる。
六回には左翼で今季初スタメンの下水流が痛恨の落球。2点を失った。
四回に3号ソロを放った会沢が八回に左前適時打で2点差に迫ったが、反撃もここまで。12連戦最初のカードの負け越しが決まり、借金も再び「2」に広がった。
ヤクルトは6安打ながら2本の本塁打と10四球を生かして効果的に加点した。2番手で2イニングを無失点で切り抜けた五十嵐が今季4勝目。チームは貯金を「4」に増やし、この日敗れた首位・巨人を1・5差で追う。