緒方監督が退場!一回の走塁を巡り、リクエスト後の猛抗議で 場内ブーイング

 リクエストの判定に納得がいかず審判団にも抗議する広島・緒方孝市監督
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 「広島-巨人」(4日、マツダスタジアム)

 広島・緒方監督に退場処分が下された。

 一回、1死。菊池涼のライナーを巨人・遊撃手・坂本勇がファンブル。すぐに拾って一塁送球したが、これが高く浮いた。一塁手・中島がベースを離れてジャンプして捕球。駆け込んだ菊池涼がベースを踏むのが早く、判定はセーフとなった。

 だが、菊池涼は一塁手中島との接触を避けようとフェアゾーンに入りながらオーバーラン。慌てて頭から戻ろうとした菊池涼に中島がタッチし、判定はアウトとなった。

 すぐに緒方監督はベンチを飛び出し、菊池涼に二塁への進塁の意思はなかったとして抗議。リクエストを申請したが、判定は覆らず。再び緒方監督が抗議し、退場となった。リクエスト後の異議は認められておらず、必死にコーチが止めたが、審判が退場処分を下した。

 審判のアナウンスに場内は大ブーイング。代理監督は高ヘッドとなった。

 緒方監督の退場は17年4月19日、DeNA戦以来、2年ぶり2度目。リクエストでのリプレー検証後、異議を唱えての退場は18年9月14日、パットン以来、2人目。

 セ・リーグアグリーメントのリクエスト行使における注意事項(5)には「リプレー検証によって出た全ての決定に対して異議を唱えることは許されない。異議を唱えた者と監督は試合から除かれる」と記述されている。

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